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2010年7月4日 - 2010年7月10日

2010年7月 8日 (木)

[パリシネマ]コンペ部門『川の底からこんにちは』

いよいよコンペ部門、日本映画上映スタートしました!

まず1作目は、石井裕也監督の『川の底からこんにちは』です。

まさに今が旬のフレッシュな日本映画で、こういった軽快で爽快な作品がどんどん海外でも紹介されてほしいと思います。主演の女優(満島ひかり)さんのツボを押さえた演技をはじめ、脇を固める人たちの怪演が素晴らしかった。

ただ、笑いの要素を含むエンターテイメントの場合、海外で受ける「ネタ」と受けない「ネタ」があるな、と。翻訳しきれてない箇所もいくつかありました。
その辺りは自分たちも苦労した部分なので、勝手に置き換えていろいろ考えさせられました 笑

上映後には監督とバーで一杯飲んで、そのまま意気投合して友人宅でサッカー観戦しながらディナーをいただき、真夜中まで静かに熱く語り合いました。

パリシネマのCMも「ずるい、面白い」とおっしゃってくださいました。
お世辞だとしてもうれしいです。
石井監督大好き。
コンペ、入賞しますように!!!

ところで、Ishii監督は、石井輝男、石井隆、石井聰互、石井克人…と、海外で高い評価を受ける監督ばかりですね。

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[パリシネマ]カクテルパーティ

「キャタピラー」のプレミア上映のすぐあとに、ジャポンセクションのカクテルパーティが開かれました。映画祭関係者がどどっと集まって、「サケ」というキツイ飲み物を飲んで、立ってクッチャべって交流を深めるというもの。ライブするわけではないけれど、素顔で自己紹介するの大変だし、いちおう「フォーマル」な格好だし、着替えたわけよ、われわれも。

「映画観終わってから着替えても間に合うし、最初の乾杯のときには必ず待っててあげる、約束する!」ってスタッフに言われて、そんなラテン人の約束をう飲みにして、急いで着替えて降りていったら、シャーロット・ランプリング(映画祭実行委員長)の挨拶も樽酒の鏡開きも乾杯もスシ・テイスティングも、ぜーんぶ終わってた!シャーロットもう帰っちゃってた!ショーーック!街では何回かすれ違ったことがあるんだけれど、あの格好のときに是非お会いしてお話ししたかったなぁ。

というか、そのときに紹介してくれなければ、いちいち自分で「今年の映画祭のマスコットをやってるレ・ロマネスクです!」って自己紹介しながら会場をうろつかなきゃいけないじゃないの!ちょっと恥ずかしいじゃないの!もう少しマスコットを大事に扱ってよ、パリシネマ!

会場となったカフェには200人くらい?いたかしらん。もっといたかも。日本人関係者も、質疑応答を終えた若松孝二監督をはじめ、青山真治監督、手塚眞監督、石井裕也監督などたくさんいらっしゃいました。若松監督とは、パリに来られたときに何度かお食事をご一緒したり、飲みに連れて行ってもらったりして面識があったのですが、もっともっと他の皆さんとも交流したかったですが、すぐに「写真一緒に撮ってもいい?」って言われて、なかなか近づけず話せず……ようやく

寺島しのぶさん
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菊地凛子さん
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今回の映画祭で特集を組まれた女優のお二人とぎりぎりお話することができました!二人ともものすごいハートフルな人で、嬉しくなるほど。なお「今年の映画祭のマスコットの……」と自己紹介したら、爆笑されました。

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2010年7月 6日 (火)

[パリシネマ]キャタピラー 上映

今年二月に開催された第60回ベルリン映画祭で最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞した若松孝二監督の最新作「キャタピラー」のプレミア上映が行われ、会場は300人を超す人が詰めかけて超満員でした!

上演前の舞台挨拶では、同じくパリ映画祭で特集上映が行われている主演の寺島しのぶさんと若松監督が壇上に。

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左から:映画祭ディレクターのオード・エスベール、監督、通訳の高橋さん、寺島さん

寺島さんはたいへん流暢なフランス語であいさつされてましたね。フランス人の旦那さんがいらっしゃるからでしょうか?それにしても上手。えらいですねー。フランス人は「フランス語を話してくれるガイジン」が大好きですから、場内はたいへん和やかなムードに。きっと会場中が胸キューンだったはず。やだ、これって恋なの?だったはず。

監督も、「鑑賞後にきびしい批判、お待ちしてます。アハハハ」と陽気に去っていって、アットホームに映画が始まりました。

……

予想以上の衝撃です。場内のあちこちからも「ウガッ」「グオッ」という低いうめき声が漏れてます。やだ、これって、さっきと同じ人なの?

目を覆いたくなるような悲劇的シーンの中でときどき笑い声が出て、さすがフランスだなぁと感心しました。日本って「こういう映画はこういう風に観なくてはいけない」という映画を見る作法みたいな暗黙の了解があって、それにしばられて「自由に」鑑賞できないけど、さすが個人主義の国、面白いと思ったらこんな映画でも笑うんだ、と。(あと、やっぱりフランスは敗戦してないんだな、とも)

若松監督らしい「反戦」の映画です。今考えると、笑えるシーンもあったな、人間が真面目に生きるということは滑稽なことなんだなー、なんて改めて思えるんですけど、見ている瞬間はちいとも笑えません。当事者側のわれわれにとっちゃあ、「てか、これ、わりと最近に起こったことじゃねーの、こえー!」こんな軽い感じじゃぜんぜんないんですけど。なんて表現してよいのやら。内容については多くは書きません。日本では8月15日に公開予定です。ぜひいろいろ感じてください。

カクテルパーティのために急いで着替えなくてはならなかったため、終了後の舞台あいさつと質疑応答には参加できなかったのですが、ほとんどの人が席にはりついたようにして座り込んで拍手してましたから、衝撃作であることは間違いありません。

あの映画のあと、レ・ロマネスクの格好に着替えることの馬鹿馬鹿しさったら、それはそれは計り知れないものだったわけで……そこんとこ、想像して見てもらえると、嬉しいっす。

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2010年7月 4日 (日)

パリシネマ(パリ国際映画祭)いよいよ開幕!

7月3日より第八回パリ映画祭が始まりました。
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初日の3日からイベントが盛りだくさん。

13区のMK2 Bibliothèqueでは、寺島しのぶさんの「バイブレーター」上演と舞台挨拶(5日は「キャタピラー」上映、若松監督とともに舞台挨拶あり)が行われ、5区ではジェーンフォンダが来場して特集上映とトークショー。パリ市内の有名な映画のロケ地を歩いてまわるツアーなどが敢行されました。
3日の夜は「La Nuit De Cinéma(シネマの夜)」と銘打って、Forum des Images(イメージフォーラム)内の4会場で、20:00から朝まで以下のようなカラーの違うオールナイト特集上映が行われました。

1:若松孝二監督特集
2:ジョー・サルノ監督によるアメリカンポルノ特集
3:オージープロイテーション(70年代のオーストラリア低予算映画)特集
4:ONE PIECE 劇場用アニメ全作品上映

もちろん今回の映画祭のマスコットであるレ・ロマネスクも会場入り!500人ホールでコンサート開催!盛り上げてきました。その報告はのちほど。
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なおインターナショナルコンペ部門には、日本映画は以下の2作品がノミネートされております。

・『川の底からこんにちは』“Sawako Decides”(日) 監督:石井裕也
・『スイートリトルライズ』“Sweet Little Lies”(日) 監督:矢崎仁司

「川の…」上映は6、7日、「スイート…」上映は8、9日。13区MK2 Bibliothèqueにて。パリにいる人はぜひぜひ奮って観に行ってがんがん盛り上げましょう!頑張って観客賞を取らせましょう!私たちも応援に行きます!

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